中国の華北地区
河 北 省 河 南 省 山 西 省 内モンゴル

河北

中国発音: hebei 石家庄市
人口: 6569万人
面積: 19万平方キロ
省庁: 石家庄
  
河北省は、肥沃な華北平原では早くから農業や文化が発達し、華北に建設された国の都を補佐してきた。明・清代には、皇帝直轄地(直隷省)であったが、1928年に河北省に改称された。1955年の熱河省域編入と1967年の天津市分離(中央直轄市へ)を経て、現在に至る。

清代末期の20世紀初頭から鉄道インフラ整備や炭鉱の開により近代工業化に歩みだし、現在では首都北京から放射状にのびる多くの鉄道幹線、高速道路網により内陸交通の要衝になっている。この立地のメリット(北京・天津のインフラや消費人口)を生かしながら、渤海沿岸地方や省都石家荘市を中心に外資の導入や改革開放政策が積極的に進められている。

華北平原(平野部)においては、小麦と綿花の主要な産地となっている。このほか、平地ではトウモロコシ、落花生、ゴマなどが裏作で栽培され、丘陵地で生産される梨、ナツメ、栗等は全国の生産高の1/3以上を占める。

雑技や武術の里として知られ、歴史文化遺産は陜西省と並んで中国一と数えられる。劉備(三国時代蜀の初代皇帝)、曹雪芹(清代「紅楼夢」の作者)などの著名人も多く輩出している。


河南省

中国語発音: henan 鄭州の商店街
人口: 9315万人
面積: 16.7万平方キロ
省庁: 鄭 州

河南省の人口は中国全省のうち最も多い約1億人弱であり、その省都である鄭州市は666万、都市部だけでも205万という大きな都市である。黄河の中流にあって中華文明発祥の地の一つでもある鄭州市一帯は、北京と広州を結ぶ南北線主要鉄道と、ウルムチと連雲港を結ぶ東西線主要鉄道の交差する重要拠点都市として発展してきた。

 また、同市にある零細貨物運輸駅は中国最大であり、首都北京から約600キロ南西に位置する鄭州市は、西部と沿岸部の中間に位置し、国内物流の最重要中継地である。その上、それは同時に経済の先進地域と西部大開発対象地域(経済の後進地域)の橋渡し役を担う重要拠点でもあることに加えて、鄭州商品交易所は中国最大の穀物卸市場と穀物先物取引商品市場で「中国第一市」と呼ばれ、鄭州先物価格は全国食料の指導価格で、世界の食料交易価格の重要な参考価格となっている。

 また、同省は種類・埋蔵量において豊富な鉱物資源を活用し、様々な産業が発達している。中国最大の綿企業、農業機械製造企業、ブラウン管生産企業、化学調味料企業、アルミ企業、等々の大型企業だけでなく、多種多様な中小企業が混在する。



山西省

中国語発音: shanxi 山西省
人口: 3172万人
面積: 15.6万平方キロ
省庁: 太原

山西省は、中国内陸部に広がる黄土高原の一部に位置する内陸省である。北京市の西南、黄河の中流、北緯34°35'―40°43'、東経110°15'―114°32'の間に位置する。北は万里の長城に沿って内蒙古自治区、東は太行山脈をはさんで河北省、西と南は黄河に沿って陜西省、河南省と接している。

工業面では、石炭、製鉄、機械、電力、化学、紡績工業などが発展しているが、沿海部などに比較すると未だ薄弱である。しかし、鉱物地下資源は非常に豊富。そのなかでも最も埋蔵量が豊富なのが石炭、アルミニウム、鉄である。アルミニウム、チタン、鉄鉱石、銅、石灰石の埋蔵量は全国有数。特に大同近辺では炭質の優れた石炭が産出され、すでに判明しているだけで埋蔵量は二千億屯。その量は全国の三分の一を占める(大同炭坑の採掘量は年産三千三百万屯)。



内モンゴル自治区


中国発音: neimenggu 内蒙古自治区
人口: 2345万人
面積: 118.3万平方キロ
省庁: 呼和浩特

内蒙古自治区(略称:蒙)は中国の北部に位置し、モンゴル共和国と国境を接し、モンゴル族、漢族、ダウル族、オロシュン族など民族からなっている。

  全自治区はモンゴル高原の東南部にあり、標高が高く平坦である。東部の大興安嶺と大青山脈を除いて、ゆだやかな大草原である。風を伴って、青空に白い雲が漂って、地面では緑の波が遠く広げ、白い綿羊の群が点在し、特有な美しい風景を楽しめる。観光客は心が広げ、愉快な気持ちをたっぷり感じできる。 内蒙古自治区の気温は穏やか、年平均気温は15度であり、降雨量は80〜450mmである。