中国の個人投資家 上海証券取引所
             

 

投資リスク

<市場リスク>
◇ディスクロージャーの不備
  • 資金調達時に約束した用途と異なる目的での資金利用
  • 粉飾決算
  • 企業自体がニセ情報を流す
◇投機的風説の流布によるファンダメンタルズを無視した株価の乱高下
◇本格的な機関投資家(保険会社、社会保障基金等)の不在
◇市場ルールの確立が不十分
◇市場流動性乏しさ

<制度的不安>
「中華人民共和国会社法(公司法)」や「証券法」、「証券公司法」など、証券取引に関する法整備は近年急速に行われていますが、「法治」よりも「人治」の社会であったために、その遵守状況は未だ十分であるとはいえません。政府としても、証券監督管理当局としても、法律・法規、政策の整備・改善を進めているものの、市場の成長に追いつけていないのが現状で、その概念が投資家や企業に浸透するにも若干時間がかかりそうです。

<政治的不安>
  • 米国、台湾との政治的不調和が続いています
  • 中国共産党を中心に近年急速な「民主化路線」が採られていますが、一部で見られる「計画経済のなごり」(国営企業の民主化等)や突然の国策の変更は、「経済自由化」の阻害要因となる可能性があります

<経済的不安>
  • 競争激化によって不採算企業の解体による大量の失業者が発生する可能性があります
  • 高い経済成長が持続する中で、地域間による所得格差が拡大しています
  • オリンピックや万博など東部地区の開発が進む一方で、第10次5ヶ年計画の命題でもある西部大開発に遅れが生じ、過疎地域の国民の不満が将来的に社会不安を招く恐れもあります

<通貨的不安>
WTO加盟によって、中国は貿易におけるグローバル競争に晒されることになり、これまで米ドルに固定されていた人民元が、将来的に切り上げまたは切り下げになる可能性も否定できません