金 融 05/05/03 (火)

人民元レート5%上昇すれば、中国の貿易黒字は解消

 北京(XFN-ASIA) ゴールドマンサックス(GS)は研究レポートによると、人民元の実質レートが5%上昇すれば、中国の輸出入の収支のバランスに影響がないものの、10%上昇すれば、赤字になると指摘した。

 同リポートによれば、市場の一般的な予想とは正反対に、人民元レートの変化は中国の対外貿易に大きな影響を及ぼす可能性が大きく、人民元が10%切り上げられれば、中国の輸出は15%減少すると見られる。

 一つの国にとって、開放の程度と商品価格の反映度が高ければ高いほど、レート介入による貿易アンバランス調整の必要性は低くなるが、中国経済の場合、25年間にわたる改革と貿易自由化を経て、すでに相当に開放され、市場化も進んでおり、対外貿易においても価格要素がさらに合理的に反映されることは可能だとしている。

 また、貿易黒字を解消しても人民元レートの合理性を証明することはできず、中国は純輸入国となり、貿易赤字を計上すべきだと見る。中国が引き続きドルベッグ制を続行し、内需を抑制していけば、貿易黒字はさらに拡大し、経済発展のアンバランスはさらに深刻化すると指摘する。



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